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怪談

怖かった……。

ジムに行ったときのことだ。時は夜。このジムは24時間使えるので、会社員をしているとありがたい。
大体私はジムではトレッドミル(ランニングマシーン)で、走ったり歩いたりをしている。
この日も走って歩いてで、その後にバイク(自転車)のマシーンを使い始めた。このバイクはトレッドミルの後ろにあるので、バイクに乗っているとトレッドミルが視界に入るのだけれど、このジムのトレッドミルは大体空いている。この時も私が使いやめると他には誰もいなかった。
バイクは座って脚だけ動かしていればいいので、スマホでドキュメンタリーを見ながらしばらくペダルだけ回転させていた。

ふと目を上げると、いつの間にか前のトレッドミルの1台に、男性が乗って走っていた。
ぼんやりとそれを見て、ふと気がついた。

トレッドミルの前の窓ガラスに二人写ってる!

男性の乗っているトレッドミルの正面のガラスに1人。
そしてその隣のトレッドミルの前のガラスにも……1人!
夜なので外は暗く、窓ガラスにはくっきりはっきりと映っている。

トレッドミルには一人しかいないのに、その前のガラスには2人がいるのだ。
ぞぞーっとした。
ぞぞーっとしたのだけれど、逆に怖くて目が離せない。

窓ガラスの二人は同じペースで隣り合って走っている。

同じペースで、ぴったりと息が合っている。足の運びも手の振りも。身長も同じぐらいだ。
着ているものも……あれ?
ウェアまで同じって、変?

よくよく見ると、シューズも同じ。
腕時計やイヤホンまで同じ。

あー。どうやら顔も同じだ。

……要は、窓ガラスの角度のせいで、一人の人が2枚の窓ガラスに映っていただけだった。
私は人の顔を見分けられないので、それを二人が映っていると勘違いしてしまったのだ。

だけどその間、10秒だったか、20秒だったか。本当に怖かった。

私の夏の怪談でした。
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プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。「発達障害のわたしのこころの声」(学研)の著者です。
本には書けなかったこと、本を出してからの日々を綴っています。
会社員と一人暮らしが出来ていているのに、発達障害は確かなようです(診断済み)。



発達障害のわたしのこころの声 (ヒューマンケアブックス)

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