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選ばなければ仕事はある?

私は会社員としてそれなりに働きながら、そしてキャリアアップもしながら、でも失業には不安がある。たぶん、普通の人より強いかもしれない。
というのも私は、「仕事なんて選ばなければある!」「その気になれば何でも出来る!」とは思えないからだ。

仕事の打ち合わせの席で、私はよくPCをプロジェクタにつないで、画面を出席者で共有しながら契約書を作ることがある。
話を聞きながら英語でも日本語でもタタタタタタと結構すぐに作ってしまう。
文書の作成は何でも得意だし、最近ではアメリカ人まで私のところに英語の文書のチェックを頼みにくる。

だが。
前回、そういう席の一つで、出席者に笑われた。
「あゆみさん、こんなことがあっという間に出来るのに、なんで何度やってもPCをプロジェクタにつなげないんですか」と。
ケーブルを差し込むだけのことなのだけれど、これがどうしても分からないのだ。
とにかくPCの挿せそうなところに総当たり的に押し込んでいくのだけれど、上下逆も見た目では形の違いが分からないので、刺しながら確かめるしかない。
抜くときにもどうやっても抜けず力任せにひっぱったりすると、「ここ押して抜くんですよ」とか「回して抜いてください」と言われることも多い。

複雑な文書を作るのは得意でも、その文書をファイリングする、コピーを取るとなるとまるで役に立たない。
コピーはさすがに単純に置いてコピーするだけのコピーは取れるけれど、両面とかホチキス止めとか拡大とかまったく分からないし、しかも割り込み印刷とかも出来ないので混んでいるときにはかなり迷惑…(「私分かりませんが、割り込みお分かりになれば先にどうぞ」と譲っている)
ファイリングも何をどうしていいのか全くイメージがつかめず、しかもファイルの金具を開くたびに指を挟んだりするので、今はもう人にやってもらっている。
これがどういうことかというと、つまり私にアシスタント職は出来ない。見下しているとか軽く見ているとかではなく、そもそも実力的に出来ない。

会社にコーヒーメーカーが置いてあるのだけれど使い方が分からず、私はいつもインスタントだ。
コーヒーメーカーは本当に分からなくて、みんななんであんなものを使えるのだろうと不思議に思う。家でも使えない。

世の中の人が「簡単」「単純」「補助職」「誰でも出来る」と思うようなことが私には出来ない。
たまたま、ニッチな分野で得意なものがあったから良かったようなものの、このニッチで得意なものを見つけてなかったら、私に会社員は難しかっただろうなと思う。
典型的な「大学まで出ておきながら使えないやつ」になっていたことだろう。

そう考えると、転職の際はこのニッチな分野を生かすしかないのだけれど、ニッチ過ぎて……そうそう出会いがあるとも限らない……。
もう転職しないで済むといいなあ。
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プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。「発達障害のわたしのこころの声」(学研)の著者です。
本には書けなかったこと、本を出してからの日々を綴っています。
会社員と一人暮らしが出来ていているのに、発達障害は確かなようです(診断済み)。



発達障害のわたしのこころの声 (ヒューマンケアブックス)

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