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障害者が作るものはレベルが低くて良いのか

自分がこういう障害を抱えているからというわけでもないが(というかそういうわけだが)、発達障害児の療育活動の一環として描かれた絵をカレンダーにしたものを購入した。
そろそろ年の瀬も押し迫ってきたので開封した。

縦置きのカレンダーだ。絵が上についていて、下が暦になっている。ごく標準的なスタイルのものだ。
なのに、なぜか、ケース(スタンド)が横置き用だった。
これではこのカレンダーは横向きにしか置けない。絵も暦も横向きになってしまう。

こんな馬鹿な。
ここの療育活動は、絵を描いているのは当事者で、発送作業や梱包作業も当事者が練習として行っているようだけれども、当然サポートというか仕切る人がいる。ボランティアというわけでもなくそれなりの金額を利用者(の親)が負担している民間団体だ。

誰も気づかなかったのか? カレンダーとケースの向きがあっていないことに。
さすがにそれはないだろう。仮に発注の時点で気づかなかったとしても、少なくとも1つ完成した段階では「あれ?」と思うはずだ。

「まあ、いいか」と思ったのではないか。
障害児の作品だから。買う人はチャリティー目的だから、文句言わないだろう。商品の価値で売っているわけではないし、障害児の作品に文句つけるなんて心の狭い人はこういうものを買わない。
そういう考えがあったのではないか、と疑ってしまう。

そう考えている限り、この団体の商品はチャリティー目的以外の人には売れないだろう。
そしてここで商品を購入する人は、障害者が作るものだから商品のレベルがどうであれ寄付目的だと自分を納得させる。
そしてここで体験労働をしている障害者は、障害があれば普通より低いレベルの完成度の仕事で良いのだと、無意識に学んでしまうだろう。

こんなカレンダー、100均でだって見たことがない。
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No title

そんな魂消たことがあるものですね。
ビックリです。

物事の判別がつかない障害者が
作業したとして、

「障害者の仕事だからこの程度でいい」
と見切る団体が良くないように思いますね。

想像ですけどね。

そんな仕事、かえって障害者への
偏見を助長させるだけです。



Re: No title

>SSさん

ですよねー。
いくらなんでもこれに気づかなかったとは思えない…これに気づかなかったら気づかなかったで、そんな検品ありか?と思います。
「障害者の仕事だからこの程度でいい」としていては、買う側も作る側(の障害者)も不幸だと思います。
作業をしている障害者はこれで、「社会で当然に要求されるレベル」を知る機会を失ってしまいました。私も来年は購入しないと思います。

こういう団体は、社会経験や実習を謳うのであれば、それなりの責任を持つべきです。
今まで何年かここの活動は見て来ていて応援していただけにとても残念でした。
信用は失うのは一瞬ですね。
プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。「発達障害のわたしのこころの声」(学研)の著者です。
本には書けなかったこと、本を出してからの日々を綴っています。
会社員と一人暮らしが出来ていているのに、発達障害は確かなようです(診断済み)。



発達障害のわたしのこころの声 (ヒューマンケアブックス)

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