適応障害は人生経験か

お薬を減らしたり止めたりすると調子を崩すことはあるが、そもそも服薬を始めた当時のような適応障害からは完全に回復したと思っている。
もともと意地の悪い上司との人間関係と経験のない仕事が原因だった。
今は自分の専門分野に戻り、それを生かしてくれる上司の下で働けている。
もちろん自分の適応能力が低いのであれば、今後の社会人人生においてまた上司や仕事に恵まれない可能性がないとはいえず怖い気はするが、今の時点では大丈夫だと思っている。

そう回復して思うのは、適応障害で私は人に少し優しくなったかもしれない、ということだ。
今までは「自分をコントロールするのもストレス対策も自分の責任のうち」と思い、無意識に他人にもそう思っていた。
自分でコントロールの及ばない事態を経験して、初めて「人がうまくいかないときは、単にその人の努力不足でない場合もある」と実感できたように思う。

・・・と、あの痛かった経験をなんとかポジティブにプラスに考えたい。

でも、当時の上司(1人は退職したがもう一人は健在)を社内で見ると怒りがこみ上げる。
異動以来、いまだに挨拶の一言も交わしたことがない。交わそうとも思わない。そして私にはかなり珍しいのだが、その人がほかの人に悪く言われていたりすると嬉しいし、失敗すればいいと思う。疲れている様子を見れば、正直「ざまあみろ」と思ってしまう。

別に、許したいとか仲良くしたいとか思うわけではない。そう出来た方が楽だろうとは思うが。
ただ、私はあまり人によくも悪くもこういう感情を持たない・引きずらない方だと思っていたので、自分にこれほどの負のエネルギーがあるということが意外だ。
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出来ちゃいますよ。大丈夫。・・・あれ?

最近あまりに生活が忙しいために、私の忙しさを知っている人たちからは「頑張り過ぎないでください」と言われ続けている。

メンタルクリニックでの診察の際だ。
やはり忙しいという話になり、「頑張りすぎたらいけないのは分かってます。適当に力も抜くつもりです」と予め自分の方からアピールした。
すると先生は、「あなたはやれば出来ちゃいますよ。大丈夫。やれます」と言った。

私は「・・・・・・でも、頑張りすぎたらいけませんよ」というような言葉が続くのを待っていたのだが、「大丈夫。やれます」で先生の発言は終了だったようで、言い終った先生はニコニコしている。

え? あれ? 
私、頑張りすぎちゃいけないんですよね?
あれえ・・・・・・?
と、予想外な先生の発言にちょっとびっくりした。

まあでもたまにはそう言われるのも良い。

分かりやすいメール

部内のミーティングで上司にメールを絶賛された。
「あゆみさんのメールは本当に分かりやすい。あれをさらっと読めば、もうそれで複雑な話の大枠とポイントが分かる」
「オレは顔合わせて話さないと話の要点が伝えられないタイプだけど。あなたはメールさえあれば生きていけるな」
そして他の出席者に「あゆみさんのメール見習って。ああやって簡潔に伝えて。あとそれから××さんのメールも分かりやすいから、××さんのメールも参考にしてみて」と言った。

褒められれば嬉しい。ニコニコした。

だけど、複雑な思いもある。
私のメールが分かりやすいのは、昔から分かりやすいメールを書こうと常に意識してきたからだろう。
しかしそれは私が「人と話すのが苦手」という理由から来ているのだ。

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水泳の挫折

1年半ほど前から水泳を習っていた。

私の運動音痴ぶりは、単に「運動神経が悪い」というレベルではない。確かにそう呼ぶしかないので普段はそう言っているが、ここまで運動神経が悪いとこれは障害と呼んでいいレベルなのだと思う。
(発達障害は発達性協調運動障害という障害を併発することが多いと言う)

子どもの頃から体育の授業について行かれたことなどない。出来ない子向けの補習グループですらついていかれない。

そういう経験を積みかさせねてきていたので、水泳はジムで習っていたのだが、無料で受けられるグループレッスンや安価に受けられる少人数レッスンではなく、多少の金額はしても個人レッスンを取っていた。最初から「私は極端に運動神経が悪いので、ゆっくり教えてください」と言ってあった。
「半年かかる人もいます」と言われたときは長いなあと思ったが、頑張ってみようと思っていた。

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やれば出来る

今、生活が非常に忙しい。
仕事もプライベートもだ。なので、会社でも家でも落ち着くヒマがない。会社でのお昼ごはんはコンビニお握りが多いし(食べながら仕事が出来る)、家でももう何ヶ月も本を読んだことなどない(読書は私にとっての最大の娯楽)。
しかし、やりがいがあるので、なんとかやりくりして両立させている。

ある人に言われた。
「たぶんあゆみさんは、やればなんとか両立させてしまうんです。でも 『やれば出来る』人ほど無理してしまうんですよ。そうやって『なんとか』両立させて無理をしていると、疲労が溜まっていつか突然ポキッと行きますからね。ちゃんと手を抜いてください。人に頼っていいんですよ」

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知識

発達障害の知能検査の項目には、知識量を測るものがある。
具体的な内容は書けないが、まあ義務教育を受けている人なら答えられるような問題だ。

私はこの項目はそこそこ良かった。
どの程度良いのかは分からないが、少なくとも平均よりは有意に上だ。

だけど、私は自分が知識の面で平均より上だと思ったことがない。
むしろ果てしなく下だといつも感じていた。
厳密に言うと、「下」というより、「狭い」のだが。

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コミュニケーションスキル

発達障害の特徴の一つとして(というかむしろ主要な要素?)コミュニケーション力の弱さ/低さが上げられる。
しかし私は、「これは自分には当てはまらないんじゃないか?」とずっと思っていた。
人付き合いがうまい方だとは思わない。
人見知りだし、話題も狭い。
でも、友達もいるし、会社でも仲良くしてくれる人や評価してくれる人がいる。

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雑誌の記事

本業で、業界紙の会誌に記事を書いた。

ある研究会に参加しているのだが、そこの研究会の活動について誰か簡単な記事を書いて欲しいという依頼があった。
当然無償だし、論文等と違って書いたからといって箔がつくわけでもない。
面倒なだけで誰もやりたがらない。

私も積極的にやりたかったというわけではないのだが、研究会の中では新参者なので、何か役に立てることがあれば貢献しておこうとは思っていたため、ちょうど良かったと言える。

こういうとき、「本を商業出版した」ということは、自分の中で自信になったなと思う。
もちろん本の内容の性質上、なかなか「本を出したことがあるんです」とは言えない。
でも、そういう経験がある、ということは、文章を書く系の仕事をする際に、心の支えになる。

そしてこの業界紙の記事の方は本名で出している。
大した記事ではなかったのだが、自分でも意外だったことに、「本名で書いた文章が活字になる喜び」を味わわせてもらった。

どちらのほうが楽なのか

前回の診察で、私の「しんどさ」について、「他のもっとしんどい人」と比較されて軽く扱われたように感じたことが納得できなかった。
それで、先生に抗議した。
・・・・・・こういうときに流せないのが私のコミュニケーションスキルの低さの一つなのかもしれないと、漠然と意識しないわけではない。
でも我慢できないものは我慢できない。
それに「診察」という特殊な場だ。通常の社会生活であれば我慢するかもしれないことであっても、診察で我慢してストレス溜めてしまっては本末転倒だ。

「しんどさは客観的に数値で測れるようなものではありません。私には他の人のしんどさの程度は分かりませんが、先生にだって私のしんどさの程度が他の人と比べてどうかなんてお分かりになりません。私がどう感じるかまで先生は否定できないと思います」と言ってきた。

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プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。
子供の頃から対人関係が苦手、就職後も職を転々。40代に入り上司のパワハラに参ってしまったのをきっかけに精神科の門を叩き、発達障害と適応障害を診断されました。
もはや40代、会社勤めも一応は出来てる、今更発達障害と言われても……と思いつつ、この先の人生が少しでも楽に過ごせるように日々苦戦しながらいろいろ考えてます。

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