ジムでの挨拶

人の顔を覚えるのが苦手だ。
(本当に重症のものは相貌失認というらしい)

ジムのスタッフの人はみんな感じがいい。
ジムのエントランスを入ると、「こんにちは~」と声がかかる。もちろん全員に声をかけている。
なので誰でも、とにかく来る人には挨拶するのだろうと思っていた。そりゃ、こじんまりしたジムとはいえ、少なくとも何百人かは会員がいるだろう。それを覚えられるはずがない。

ところが、個人レッスンの支払いのためにカウンターに行こうとすると、私が行く前・会員証を提示する前から支払いの準備をしてくれる。
この前、ジムの入っている建物の他のフロアで見知らぬ人に「こんにちは!」と声をかけられた。「・・・・・こ、こんにちは」ととりあえず挨拶を返した。私は地域に根付いていないので知り合いがいるなんていうのはそのジムしかないから、たぶんジムの人だろうとは想像がついた。その人が乗ったエレベーターの階数表示を見ていたら、ジムのフロアで停止したので、やはりジムの人だったらしい。
すごいなあ。よく覚えているなあ。と、感心する。
しかし、私が相手を認識していないことはたぶんバレていると思うので、ちょっと気まずい。

この前、プールでクロールの練習をしていたら、ほかの会員の人に話しかけられた。どうやら私と同じ先生にならっているらしい。顔は覚えられないけれど、とりあえず次回会ったときに備えて、その人の水着の柄を覚えた。
しかしその後、お風呂に行ったら話しかけてきた人が、どうやら状況的にその人だったのだが、分からなかった……。水着覚える作戦はお風呂場では役に立たなかった。撃沈。
でもまた話しかけられそうな気がする。
今までエントランスでスタッフの人をクリアすれば後は安心できたのだけれど、今度からプールでも気が抜けないことになりそうだ。

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退職者への言葉

適応障害を起こした直接の原因は、当時の上司のパワハラだった。
直属の上司だったA男とB子にいじめぬかれた。

昨年異動してから適応障害は楽になった。しかし、メンタルが弱いというレッテルを貼られ、実際体調も崩していたので、いわば窓際的な仕事になり、会社員としては「1回休み」どころか「ふりだしに戻る」みたいな状況だ。
当然、当時の上司に対しては今でも怒りが煮えたぎっている。
というか、当時はあまりに精神的に参ってしまい、怒ることすらできないほどにへばっていたので、今の方が怒りは激しい。
異動以来、同じ社内で顔を合わせてもすれ違ってもエレベーターに乗り合わせても、一言も言葉を交わしたことがない。

そのA男が先月退職した。
普通、最終出社日にはフロア内を挨拶して回る。
順番的に私だけを飛ばすというわけにもさすがにいかないだろうと思っていたので、挨拶に来たらなんて言ってやろうかと思っていた。
「お世話になりました。お元気で」なんて口が裂けても言う気はなかった。
大人げなくてもいい。
私の席の近くには、他に人がいないので、小声であれば他の人に聞こえる可能性はほとんどない。



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分かっちゃいるけど出来ません

今カウンセリングを受けているカウンセラー(臨床心理士)がWAIS(知能検査)に詳しそうだったので(←と言うのも失礼だが)、私の結果を見せて、気づくところを教えてくださいと頼んでみた。

いろいろコメントしてくれて面白かった。

その中で言われたのが、私の言語性IQ(理解する能力)と動作性IQ(処理する能力)のギャップの大きさだった。
この差は私の場合、28ある。
以前何かで、発達障害の人はこの差が30以上あることが多い、と読んだことがあった気がしたので、カウンセラーに私の場合、このギャップは発達障害にしては小さいのではないかと聞いてみたところ、カウンセラー曰く28という差はかなり大きいと言う。彼女は30という基準は聞いたことがないとのことだった。普通の人はほとんどがこの差は10以内で、15も違えば発達障害が疑われるのだとか。「なかなかこれだけ(28)の差は見ないですよ」と言われてしまった。
(ただし、「WAISの検査で発達障害が決まるわけではなくてあくまで傾向とのこと。この差が大きくても発達障害ではない人もいるし、この差が小さくても発達障害の人もいるとのことだった。お医者さんの問診で決められるとのことだ)

そして、ここのギャップが大きいということがどういうことなのかも教えてくれた。

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自分のスタンダード

双極性障害を持っている友人と話をしていた。

最近調子が良くて仕事にも出られているというので、「そういう調子のいいときに無理しないようにしてくださいね」と言った。
彼女はそうですねと言って私の様子を尋ねてきたので(発達障害については言っていないが、適応障害については言ってある)、もうすっかり調子はいいんだけどお薬を減らすと調子を崩す、という話をした。
彼女が「調子がいいと思ってお薬を減らし過ぎないようにしてくださいね」と言うので、「そうなんですよね」と頷いた。
お互い、「人のことだと言えますよね……」とため息をついた。

彼女いわく、調子がいいときに無理しちゃいけないと分かっているけれど、調子がいいぐらいのときが自分的には普通だと思っているらしい。

私は3年ぐらい前までは仕事が順調だったので、その頃の自分が自分のスタンダードになっていて、その後調子を崩してからも「本来の自分はもっとやれるはず」という気持ちが抜けない。
「お薬なんかに頼らなくても大丈夫なはず。お薬なんか飲む必要ない」と思ってしまう。

「『自分はもっといいはず』って、過去の自分と比べちゃダメですね」とその双極性障害の友人とは意見が一致した。
それが難しいんだけどねえ。

通院先のメンタルクリニックでも「私はストレス耐性は高いほうなので」と言ったら、先生には「……もともとはそうなのかもしれませんが、今はそうではないわけですから……」と言われてしまった。
それでも「自分のストレス耐性がそんなに下がっているとは思えません」と突っぱねた。
調子の悪い自分を受け入れないと、と思う反面、そうやって諦めてしまったら復活できないと思う自分もいる。

食べ過ぎへのアドバイス

最近、つい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまうことが多い。
昔から、ストレス発散で食べ過ぎ飲み過ぎというのはたまにしていたのだが、ここしばらくその回数が増えている。
困ったことに体重も増え気味だ。

診察の際に言ってみた。
「お薬を減らしだしてちょっと困っているのは、眠りが浅いことと、あと気分が重くなるとストレス解消に食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまうんです」
先生の反応が鈍かったので、もう一押しした。
「体重が増えるのは嫌です」


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カフェイン剤(アンナカ)

アンナカ、というカフェイン剤を処方してもらっている。
おととしから飲んでいるリスパダールという薬の副作用で眠気が強いからだ。

このアンナカ、ASKAが「使っているのは覚せい剤ではなくて、アンナカ」と主張したときに急に有名(?)になった。
私は本物の覚せい剤を見たことがないのでなんとも比較はできないが、確かに片栗粉のような白い粉末の薬だ(乳糖と混ぜて処方されているのでどの部分がアンナカでどの部分が乳糖かは分からないが)。
しかも「これ飲むとシャキーンとする」のだから、そこだけ聞くと確かに覚せい剤みたいにも聞こえる……。

それはともあれ。
このアンナカ、本当に効く。
私はコーヒーはもちろん、カフェインドリンクやエナジードリンク、市販のカフェイン剤は各種試して来たが、それほど効かない。眠いときには眠い、しょうがない、と思っていた。
会議前にコーヒーを飲んだところで、眠い会議はやはり眠くなる。

ところがこのアンナカはすごい。
どんな退屈な会議でも、アンナカさえ飲んでおけばとりあえず起きていられる。
お医者さんは「市販のカフェイン剤とカフェインの量は変わらないんですけどねー」なんて言うのだが、効き目は全然違う。

一応リスパダールの副作用止めという位置づけで処方されているのだけれど、リスパダールが断薬できても、このアンナカだけ「会議用」ということで処方してほしいぐらいだ。

栗原類のブログ

一昨日も紹介した栗原類の発達障害カミングアウトについてだが、本人がブログでそれについて語っている。
栗原類のブログ 「改めて」

なんでカミングアウトしたんだろう。
>僕が発達障害者であっても、そうでなくても僕は僕だし

それはその通りなのだけれど、自分では本当にそう思っていたとしても、他の人はそう思ってくれるだろうか。
それに世の中、残念ながら悪意のある人もいれば差別をする人もいる。
栗原類のカミングアウトに対しても、ネット上では悪意のある発言や中傷もされている。

私は個人的な友人には機会があればカミングアウトしている。
まさに、「私が発達障害者であっても、私は私」、と思ってくれるだろうと思えるからだ。
すでに、いろいろなものを含めての私、を受け入れてもらっているからだ。
「あゆみさんて発達障害だったんだ」と知られるのは構わない。発達障害は私の一部だ。

だが、私を知らない人、私と人間関係が出来ていない人に最初から発達障害を知られたくはない。
「ああ、あの発達障害のあゆみさん」と言われるのは嫌だ。私イコール発達障害ではない。

だから私は会社ではカミングアウトしていない。会社(人事とか、上司とか)に言うということは、自分で開示の範囲を決められなくなってしまうことになる。自分が知られたくない人や関係のない人にまで伝わってしまうかもしれない。それは嫌だ。

なにか失敗したときに、「あゆみさん、こういうの苦手なんだね」ならいいのだけれど、「これだから発達障害は」と言われる(思われる)のは嫌だ。

栗原類のカミングアウトが彼にとっていい結果になるといい。
そしてそれを見て、次々とカミングアウトする芸能人とかが出てくるといいな。

苦手の程度

カウンセリングの際に、私の弱点として「周囲に合わせるのが苦手」という話になった。
発達障害の診断の際に受けた知能検査(WAIS)でもはっきり出ているのだが、私は状況を読み取る力が弱いのだそうだ。
状況が分からないのだから同じにも出来ない。まわりを見ながらなんとなく合わせる、ということができないのだ。
ひいては集団行動が苦手、組織でチームプレイをするのも向いていないらしい。そう言われたって、会社員なので困るのだが。

確かに子供の頃から「マイペース」「周囲の目を気にしない」と言われてきた。
でも、気にしないんじゃなくて、分からなかったっていうことなんだよねえ。

「子供の頃から周りにうまく合わせられないのは自分でも分かってました。だからもう何十年も、自分なりに努力して、そういう能力を身につけてきたと思ったのに……。こんな(知能検査の数値で出るほど)低いんですね。今までずっと努力したことなんて無駄だったんですね」
と思わず愚痴った。

すると、カウンセラーは。
「無駄だったかどうかは分からないですよね。子供の頃はもっと低かったのかもしれません。努力したおかげで、今ぐらいまで良くなったのかもしれないじゃないですか」
と言った。

そうか。
そうかもしれない。
マイナスがプラスになっていないからといって、進歩していないわけではない。
マイナス10がマイナス3になっていれば、それだってやっぱり進歩なんじゃないかな?

確かにその通りなんですが

先日、実家に行った際のことだ。
母と歯医者の話になり、「今行ってる歯医者さん、担当の先生変えてもらってから快適」と母に話したところ、「え、同じ歯医者さんの中の先生を変えてもらったの? 勇気あるわねー、気まずくないの?」と言われた。

なぜそれが気まずいの?
と思ったのだが、以前のカウンセリングで「気まずいという状況が分からない」という話をしたことがあったので、この前のカウンセリングの際にこの話を題材にしてみた。

私「こーゆー状況で、患者側が『気まずい』と感じるのは普通ですか?」
カウンセラー「そうですね、気まずいと感じる人は多いでしょうね。その歯医者さんで顔合わせるわけですからね」
私「気まずいのは先生の方じゃないですか? 患者から感じが悪いなんていう理由で変更申し出られたわけですから」
カウンセラー「先生から悪く思われるんじゃないかなって思って気にする人もいます」
私「……ふーん。じゃあ、気にしたら、どうするんですか?」
カウンセラー「我慢するとか、通院先自体変えちゃうとか」
私「通院先自体変える? めんどくさいですよね。まず先生を変えてみて、それでも合わなければ通院先変える、の方が合理的じゃないでしょうか」
カウンセラー「あゆみさんの言うことはその通りです。合理的です。理屈はその通りなんですよ……。でも、心というか、気持ちの問題があります……」

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片頭痛とラーメン

メンタルクリニックで片頭痛の薬も処方してもらっている。
私はかなりの頭痛持ちで、例年特に春はつらい。
処方してもらう際に雑談になったところ、先生は頭痛はほとんどないのだと言う。
心底うらやましくなり、「頭痛がないなんて、絶対人生得してると思います」と言った。

すると、先生は。
「私、その代わり小麦アレルギーみたいで、生のパンとか、ラーメンでお腹を壊すんです。ラーメンは特にダメで、トイレから出られないほどになります」
と言うのだ。

「じゃあチャーハンとか餃子でも召し上がればいいじゃないですか」と言ったのだけれど、「それはそうですけど、飲みに行った後の締めとか、ラーメン食べるじゃないですか」と、ラーメンに未練がある様子。「でも食べるとお腹壊すんです」とこぼしていた。

へー。
片頭痛はなくても、ラーメン食べられないのか。
私、ラーメン大好き。
ラーメン食べられないぐらいなら、頭痛ぐらい我慢するさ。

そう思ってニヤニヤした。

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プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。
子供の頃から対人関係が苦手、就職後も職を転々。40代に入り上司のパワハラに参ってしまったのをきっかけに精神科の門を叩き、発達障害と適応障害を診断されました。
もはや40代、会社勤めも一応は出来てる、今更発達障害と言われても……と思いつつ、この先の人生が少しでも楽に過ごせるように日々苦戦しながらいろいろ考えてます。

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