医療券も3割負担も同じ待ち時間は不平等

今、転職したてで仕事の状況がつかめないので、メンタルクリニックは土曜日に予約を入れている。
前職で比較的仕事の調整がきいたときには平日夜間にしてたけれど、これも仕事帰りなので夜間だ。

混んでいるクリニックで、たいてい待ち時間は非常に長い。が、私も診察時間を長く取ってもらうことが多いので、人の診察時間が長くて後ろに押してくるからといって文句は言えないだろう。なので待つことはとても苦手なのだけれど、おとなしく待っている。
以前先生にその話をすると「平日の午前中は比較的余裕があるんだけど……」と言っていた。

こういうことを書くと反発も招きそうだけれど(なので本であれば絶対に書けないのでこれがブログのいいところだと思うのだけれど)、正直言ってそういう時間帯にお会計ゼロ円の人とかがいるとなんか不公平だと思う。
会社員の場合、働いて得たお給料で税金を払って、その税金から医療費は払われていて、その上更に実際の受診にあたっては3割を自己負担し、夜間診療や休日診療で割り増し料金がかかっている。
それに対して、事情はあるにせよ、その税金から生活保護を受けていて、もちろん医療費の財源となる税金を払いもせず、医療機関の受診もお薬代までタダになる人がいる。
なぜ、待ち時間が同じなのか。
生活保護で医療券を使っている人がどんな生活を送っているのかは知らないが、なぜ余裕のある平日午前中に来ないのか。
会社員で夜や休日にしか行かれない人には割増がかかるのに、なぜ仕事をしていない人が夜や休日にかかっても無料なのか。

私は、アメリカのように命も健康もお金次第というような医療制度には反対だ。医療を受ける権利というのは基本的人権だと思う。だから、救急などの場合は自己負担や税金は関係ないと思う。

だけど、通常の診療においてはもう少し、財源を支え、働いているがゆえに受診できる曜日や時間帯が限られている人間が優遇されても良いのではないか?

海外に行くと、入国審査の際にFast Trackという入り口を設けている空港がある。
これはファーストクラス等高いチケットの人は優先的に窓口に進めるゲートで、エコノミー等の人の長い行列よりも入国手続きにかかる時間を短縮できる。
私はこのFast Trackは利用したことがないので、羨ましいなーと思いながらいつも長蛇の列に並んでいる。
でも、しょうがないな、と思う。それだけ払っている金額が違うのだから。払うお金と受けるサービスが比例するのは当然だ。

ついでにいうと、これは制度の問題というよりそのクリニックでの運用の話なのかもしれないのだが、私は保険証を持っていくのを忘れると一度全額自己負担になる(後日、保険証を持参すれば差額の払い戻し請求は出来る)。その日のお薬によっては10割負担だとかなりの金額になる。
この前受診したとき、受付の人が「〇〇さん、医療券はお持ちですか」と尋ねていた。〇〇さんと呼ばれた人は「医療券……持ってません」と答えている。
そうすると受付の人は「前回も、次回こそちゃんと医療券持ってきてくださいとお話しましたよね」と言っていたが、その〇〇さんは沈黙。
すると受付の人は「次回こそ医療券持ってきてくださいね。そうしないともうゼロ円にならなくなりますよ」と言って会話を終わらせた。
そしてその人はそのまま、私の前に呼ばれて診察室に消えていった。

なんか、おかしくない?
「医療は公平であるべき」とは思う。
でもこれは公平か?
たぶんこの医療券を持っていなかった人は、全額請求されても払えないことが受付の人にもお医者さんにも分かっているから請求しなかったのだろう。私は保険証を持っていなければ自己負担になることはルールだと分かっているので、しまったと思っても黙って支払う。でも、それって公平なの? 払えるんだからいいんじゃないという問題か?
そういう人をきちんとルールを守っている人と同じ診療順にすることは、実質的な意味では不平等だと思う。

あと話はそれるけれど、「払えるんだから恵まれてる」「会社員が出来ているのに贅沢だ」と言われるのも何か違うと思う。
発達障害があったり(発達障害には限らないが私の場合を念頭に置いているので)、抑うつ状態であるときに、仕事が出来るか出来ないかは、その人の置かれている状況や能力にもよるとは思うけれど、その人の努力や我慢によるところも大きいはずだ。
はっきりいって、「会社員が出来ない人」は私と同じだけの努力と我慢をして悔しさと劣等感に耐えた上で会社員が出来ないのだろうか?
そういう人もいるかもしれない。でも、そうでない人もいるはずだと思う。
それなのに、「会社員が出来ている」だけで贅沢とか恵まれてるとか言われるのは、おかしい。

で、話は戻るのだけれど、そういう「働けてるのだから恵まれている」という発想がおかしいと思っている中、それでも頑張って働いて税金納めて、仕事にいくために睡眠薬が必要で受診すると、働いてもなさそうな人が医療券さえ持たずに混んでる時間帯に来て私と同じ待ち時間だというのは不公平だ、と思ってしまうのだ。
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アウシュヴィッツ

6年前、2010年の11月12日、アウシュヴィッツを訪れた。

当時ヨーロッパの各都市を訪れていたが、どこにいってもお城とカテドラルと美術館と公園が綺麗で立派で歴史的で、少し飽きていた。
ヨーロッパの負の遺産も見ておこう、と思い立ってのことだった。

旅行好きの女友達と二人で、前日にポーランドのクラクフに入った。
ポーランドの11月はもう寒いと聞いていたのだが、晴れて暖かい日で、街並みには美しい花壇の花も咲き誇っていて、明るくて綺麗な街だった。人もとても親切で、バスの乗り方が分からずまごまごしている私たちをいろんな人が助けてくれて、優しい国だなという印象を持った。
その日は観光地を訪れ、ポーランド料理の店でごはんを食べ(私は軽く飲み)、ポーランド綺麗だね、と話しながら終わった。

そして翌日がアウシュヴィッツ見学の日だった。

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まさかのトランプ・・・

まさか、トランプ大統領が誕生することになろうとは。
登場当初から冗談だろうと思ってたのに。

この人は差別発言・問題発言ばかりクローズアップされるので、実は政治家としての実力は知らない。
もしかしてすごい政治をして・・・くれないよねえ。

でもまあ、日本にも社民党(まだ当時社会党だったかな?)の首相というのが誕生したときもある。
この時、海外のニュースでは「日本が社会主義国に!」なんて騒がれた。
でもそんなはずもない、結局何も変わらないまま何事もなかったように過ぎて行った。

アメリカだって、あれほどの熱狂と巻き起こし鳴り物入りで登場したオバマ大統領も、 No, we can't! に終わってしまいそうだ。
国なんて、誰がトップになっても変わらないものなのかもしれない。
というか、アメリカが変な方向に変わりませんように。

納得できない

我が家は共働きだ。
オットの休みが不規則なので、休日はかぶらないことが多い。
私は平日に仕事をし、家の用事をしている。週末には家の用事をし、仕事もしていることが多い。
オットは仕事の日には仕事をし(家のことはほとんどしない)、自分の休日には多少の家のことをする(仕事はしない)

どう考えても、私の方が負担が大きいと思う。
私は平日も週末も家のことと仕事をしているのに、オットは仕事か家のことかどちらかしかしないのだから。
私もフルタイムで働いているし、生活費は折半だ。いわゆるオットが稼いできて、妻が家を守るという構図の家庭ではない。適応障害を起こしていたって退職という選択肢はなかった(転職は考えたが、いわゆる自宅療養とか専業主婦とかは無理だった)。

それなのに・・・。
なぜか、世の中の人は「ダンナさんが家事を手伝ってくれていいね」と言い、オットにも「えらいですね」「奥さんも助かるでしょう」と余計なことを言う。
どうして???
言われるたびに腹が立つ。
オットも、何か共通の家事の分担を頼むたびに、まず「あ、おれ仕事」「それ無理」と言うのも腹が立つ。私だって、「あ、私仕事」「それ、私も無理」なんですが。

しかも母に「うちは経済的にも折半なんだから家事も折半が当然だよね。そもそもオットの稼ぎで生活できないんだから」とこぼしたら、母は「あんた、そんなこと口に出したらだめよ」と言う。
愚痴さえ言えないのかい!
(だからブログで書く^^;)

職場での障害者虐待の記事

職場での障害者虐待、483人被害 未払いなど「経済的虐待」が最多という記事を読んだ。

高校生の頃、おしぼり工場でバイトをしたことがある。
飲食店から回収されてきたおしぼりに適切な処置を施して再度出荷する工場だ。
おしぼりは重いし、回収されてきたおしぼりはおしぼりもゴミも一緒くたで、ゲロを拭いたようなものもある。
力仕事で汚れ仕事で、でも単純な仕事だった。
私は接客のような仕事は苦手なので、意外と苦にならなかった。

バイトの主体は近所の主婦層だった。
きついバイトとはいえ、楽な作業もある。
一番嫌われていたのは、屋外のベルトコンベアでおしぼりを結束して箱づめして出荷スペースに積み上げる仕事(冬だったので寒い上に力仕事)と、屋外の機械で風圧でおしぼりとごみをよりわける仕事(寒いし、ごみまみれになる)だった。
しかし私は、屋内で人とおしゃべりしながらやる仕事より、そういう仕事の方が気楽だった。

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プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。「発達障害のわたしのこころの声」(学研)の著者です。
本には書けなかったこと、本を出してからの日々を綴っています。
会社員と一人暮らしが出来ていているのに、発達障害は確かなようです(診断済み)。



発達障害のわたしのこころの声 (ヒューマンケアブックス)

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