状況が変われば考えも変わってしまう

前の会社にいた頃、障害者雇用について結構真剣に考えていた。
自分がこんな障害抱えて生きてきたのも何かの意味があるのかもしれない、障害者雇用の方面で何か役に立てることはないだろうか、と。実際社内で手を挙げたこともある。なかなか叶わなかったのだけれど。

転職して、今猛烈に忙しい。
人数的には障害者雇用を考えなくてはいけないのだけれど、人事はまったくやれていない。私が手を挙げれば喜んで回してくれるだろう。
しかし、今私が内心思うのは「今年は雇用率未達成でもまだ大丈夫だよね……この会社のこの状況で障害者働けないよね。周りにそんな余裕ないよね」ということだ。
実際私に余裕がない。
そうすると前職では真面目に考えていたはずだった、というようなことですら、逃げ腰になってしまっているのだから。
障害者雇用、やっぱり大会社でないと難しいのかなあ。

というわけで(?)、今回は別の観点からメンタルクリニックの先生に迫ってみようかと思っている。
「先生、今の勤務先、法定雇用率達成できそうにないんです。労基署から指導入ってつぶれたら困ります(←よほど悪質でない限り普通はないけど)。ですが私が障害者手帳を持てば解決です。先生、雇用先を維持するために障害者手帳申請したいです」

これならどうだろう。
障害者手帳、やっぱりいろいろメリットがあるみたいなので取れるものなら取りたいと思っているのだけれど、過去に先生に希望したときには却下されている。
スポンサーサイト

長時間労働

吐きそうなほど働いている。
外資の時差のせいで、日中日本時間で働き、夜と早朝はアメリカ時間で働いている。猛烈な集中力と持続力で、昼休みもほとんど取らずに大量の仕事をこなしているのだけれど、それでも終わらない。むしろ増える。
インターネットのせいで家でも仕事が出来るので、毎日PCを持ち帰って夜中まで働いている。

私は大人にしては睡眠時間が長い方で、平日でも最低7時間は寝たい。出来れば9時間ぐらい寝たい。
それが睡眠時間も削って働いている。

こんなことが出来る私って、社会にすごく適応してるんじゃ…
本当に障害者なんだろうか…
と思うこともある。

しかしまあ、こういう生活は続けるものではない。
アドレナリンが出すぎるのか、怒りっぽくなる。
自分がこれほど必死になっているのに、なんで周りがこんなにのんびりして危機感がないのかといらつく。
部下が3回同じことを言っても出来ないことに、注意の声も尖る。

そして、心臓がバクバクし始めた。
サイレースは飲んでいるのに眠りが浅く、9時間だって寝たいはずの私が4時間で目が覚める。
仕事の夢を見始めた。

こりゃ、危ない。
いくら仕事自体は面白くても、これは危険信号だ。

今日はのんびりしようと思う。

通訳デビュー!

取引先との会議の通訳をやれと言われてやってきた。

私の英語は本職の通訳レベルからはほど遠いし、もちろん専門的な訓練を受けたこともない。
(なお、「英語話せるなら通訳出来るでしょ」と思う人が世の中多いけれど、本当の通訳というのはすごい訓練をしている。単に英語が話せるぐらいでは通訳というのは務まらない)
まあそれは社内の会議の通訳ぐらいは仕方なくしたこともあるけれど、取引先との重要取引の通訳というのはさすがに初めてだった。

会議の時間を聞くと、さらりと「10時から14時」と言われた。
よ、よじかんのかいぎですか?
とはいえ通訳入りの会議は翻訳の時間がかかるので、通常の倍必要なのはしょうがない。実質二時間か。
でも10時から14時って、お昼ごはんは…(←これ大事)

こちらからは米国の責任者が出席すると言ってあったので、もしかして先方が英語話せる人連れてきてくれないかなと淡い期待をしていたのだけれど、そんな美味しい話があるはずはなかった。
先方3人はばりばり日本語。専門分野の話なので、専門用語だけはカタカナ英語を使っているものが多かったが。

ま、英語を話せないのはヨシとしましょう。ここは日本だ。

だけど、もっと分かりやすい資料を持ってこーい!

既にこちら側から「こういう点について教えて欲しい」とリクエストを出していたようなのだけれど、先方が作ってきた資料の最初に「他社様との取引実績」の紹介があった。
テクニカルな部分は図になっているので、日本語が読めなくても米国側の出席者には意味が分かる。だから、「こういうシステムなんだな」ということは理解できてしまうのだが、「他社事例」という日本語は読めない。
従って米国出席者は「こんなシステム依頼してない。どうしてこんなシステムの説明を持ってきたんだ」と理解できない。
「これは弊社の他社様との実績でございまして」と先方が言うと、「これしか実績がないのか!」と驚く。
「過去の他社との実績のうち、いくつかを例として挙げてくださったとのことです」と伝えると、「どうしてそれが必要なの? 自分は当社への提案を依頼したのに、他社の例を持ってこられても困る」と言う。
それもまあその通り。
というか、当然他社事例の有無なんか尋ねてないんだから、余計な情報持ってくるな。たたでさえ4時間の長丁場なんだぞ。話長引かせるな。

私の通訳は素人なので逐語訳(言ったことを言葉通りに全部伝える)ではなく、ポイントだけを伝える。
つまり例えば「お手元の資料の22ページをご覧ください」と言われたら私は"page 22"と言う。
これでいいのだけれど……それぐらいなら先方も言えるでしょう。ページ数ぐらい英語で言ってよ。
そして長ったらしい説明を長々と切れ目なくするのやめてよ。私が通訳するんだってば。メモ取れないんだから(本職の通訳はメモを取りながらまとまった長さの話を訳せる)そんなに長い説明覚えきれんわ。
もう、適当に先方の話を遮りながら訳した。
2,3回これをされたらどのあたりで区切るか様子をつかんでもいいと思うのだが、先方の担当者は気がきかず、何度でも長々と話を繰り返す。まったくもう。

12時過ぎにハンバーガーとコーラが運び込まれた。
うう、ランチ付きかい。
そのまま会議室でハンバーガーをコーラで流し込み、15分後には会議再開。
結局会議は5時間以上に及んだ。

最後のお見積りだけ英語で出てきた。
項目を確認していた人が「このmoving costって何?」と聞いてきた。
moving cost? なんだ?
と日本語資料を確認すると、旅費交通費。
travel expenseだと説明すると、聞いていた先方は、「すみません、グーグル翻訳で頑張ってみたんですが」と。
客先に出す見積書にグーグル翻訳って…

はぁぁぁ。
それなりに無事に内容は伝えられて良かった。へー、こんなことまで確認するのね、こんな仕組みになっているのね、と面白かった。
でも私は通訳で入ったわけじゃないぞ。こんなの職務内容に入ってないぞ。っていうか、通訳に駆り出されている間に私の本来の仕事は積み重なっていくばかりだ。

自慢話

えへへー。ブログだから書いちゃえ。

この前、米国本社のレポートライン(本社の上司みたいな人)と話していたら、「あゆみが入ってくれて本当に良かった。みんなあゆみはすばらしいと言っている。社内でいろいろ問題がある中、あゆみの部署だけは安心して任せられる」とべた褒めされた。
「そ、それはどうも。ありがとう」となんとなく不穏な雰囲気を感じて警戒しながらお礼を言ってみた。
すると彼女は「でもね」と言葉を続けた。
……やっぱり。こんな褒め言葉の後には何が続くのか。

すると、「実はあゆみの評判が良すぎて、日本のグループ会社(今の勤務先でもよく取引のある会社)で、法務がいないって困っていて、あゆみをシェアさせてもらえないかという申し出が来ているんだけど」と言うのだ。
シェア? 私をシェア? なんですか、それ。
要は2社分働けということかい!
「大変ありがたいお申し出で光栄ですけど、まだ今の会社も入ったばかりですし、まずこの業界の勉強をしたいので、今すぐにはお役に立てないと思います」と断った。
2社分(たぶんお給料は変わらず)働けというのはアレだけれど、でもちょっと嬉しい。

そして、褒められたときに「なんか怪しい気配」を感じ取れたなんて、私ってすごい。
そして2社分働けってどういうことかいと思いながらも「大変光栄ですが」と社交辞令が使える私って、なかなかオトナ。

何日か前に、US本社から出張してきているエライ人に、取引先との会議での通訳を頼まれた。
私は英語は自分の仕事ぐらいは出来るけれど、通訳レベルではないのはもちろん、うまいわけでもない。社内には私より英語のうまい人は何人もいる。
なぜ私? と思いながらも言われちゃえばしょうがないので引き受けた。

そして考えたのは、「これは私にこの案件を勉強させてくれているのね」ということだった。
私はこの会議にこの段階では必須メンバーではないが、案件が進んでいけばどこかの段階でメンバーに加わることになる。最初の段階から細かいところも分かっていればそれにこしたことはない。

会議前日に改めて呼ばれた。「明日の会議の件だけど」と言われて、「はいはい、通訳としては未熟ですけど、頑張りますね」と答えると「いやまあ通訳はしてほしいけど、通訳として参加して欲しいわけじゃないから。この先のディールに備えてビジネスの細かいところも知ってもらおうと思ってメンバーに入れてるからよろしくね」と言われた。
おお、当たった!

当たったのは良かったのだけど、この人何でこんなことを後からわざわざ解説したんだろう。
もしかして「あゆみは鈍そうだから、はっきり説明しておかないと本当に通訳のつもりで参加するかも」と思われたのかも。
アメリカ人にまで鈍いと思われていたらちょっとヤだな。

でもまあ、いろいろ面白い。
私は積極的にキャリアを積む人生を選んだわけではなくて、気が付いたら仕事しか続いたものはなかったなというちょっと寂しいタイプの仕事人間ではあるのだけれど、それでもその仕事で評価されればそれはそれでやっぱり嬉しい。

転職の基準

私は今回転職の際に要素として考えたのは「お給料アップ」と「(自分が興味を持てる)業種」ということだった。
これは満たしたところとご縁があったので転職した。
とはいえ、世の中そんなに美味しい話があるわけはない。
お給料がアップした分、労働時間は長いし、休みなんて取れないし、雇用の保証もないし、会社の格も下げている。
業種は興味が持てるけれど、業態としては微妙なビジネスだ。
歩ける通勤だったのに、電車通勤に逆戻り。
さらにいえば、目先のお給料は増えたけれど、これで退職金も確定拠出年金もなくなったので、生涯賃金という意味でいえばもしかすれば損かもしれない。
でも、自分が重視する要素を絞っていて、そしてそれが満たされているのでこれはしょうがないと思っている。

前職にいたAさんも最近転職したのだけれど、彼の転職の際に重視したことは「お給料アップ」と「チャレンジ」だった。
そしてAさんもこれを満たす転職をした。
しかし、同様に美味しいばかりの話なんてない。Aさんの転職先も会社としては吹けば飛ぶような会社で、休みなんて取れないようだ。当然退職金等もなさそうだ。
しかしAさんも同様に、「お給料が上がるからいいんです」といってにこにこしていた。

翻ってやはり前職の知り合いで転職活動をしている人がいる。
この人から転職の相談を受けたことがあるのだけれど、話を聞いてみると、お給料はアップか少なくとも現職維持、転職先の会社は新しいことをやらせてくれて自分の勉強にも理解があってでもきちんと組織が出来てていろいろ学べるところがいい、不人気な業界は嫌、経験のない仕事もしたい、新しい分野に挑戦したい、でも自分の専門性も買ってほしい、人間関係良さそうなところがいい、家から近いところがいい、休みは必要、やっぱりベンチャー企業とかも面白そうかな、自分が好きな商品作ってるところもいいな……と、話に一貫性がない。
もう少し自分の希望を絞ってから探したら?と言ってみると、「あゆみは合理的すぎる。普通そんなに割り切れない」と言われた。

うーん、そんなもんかねえ…。
プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。「発達障害のわたしのこころの声」(学研)の著者です。
本には書けなかったこと、本を出してからの日々を綴っています。
会社員と一人暮らしが出来ていているのに、発達障害は確かなようです(診断済み)。



発達障害のわたしのこころの声 (ヒューマンケアブックス)

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
広告


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 成人発達障害へ
にほんブログ村
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR