「何で出来るの」って思ってくれればいいのに

カウンセリングで、習い事の数学は結局駄目だったけれど、英語に切り替えたら途端に分かって出来て褒められて楽しいという話をした。
「でも何で数学はこんなにも出来ないのかって嫌になります」と言った。
子どもの頃からそう言われ続けてきた。何でできないの、あんたはやれば出来るのよ。それなのにやらないから出来ないんでしょ。苦手なものこそ努力しないと。
そういわれて、自分でもそう思ってきた。

でも、出来ないものは出来なかった。

「何で出来ないのって、しんどい言葉ですよね」と言った。
すると、カウンセラーが面白いことを言った。
「ですよね。出来ないところを標準にして、得意な部分を『なんで出来るの』とは思ってもらえないんですよね」

おー。それは私も考えたことがなかった。
でもそうだ。そっちの発想があっても良い。
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会社にオープンにするとお給料は下がる?

カウンセリングに行って、「障害者手帳を取ることにしました」と伝えると、カウンセラーが「えっ!」と言った。
「だって、障害者なんだから障害者手帳持っててもいいじゃないですか」と言うと、「そうじゃなくて……あゆみさん、いつでも話が唐突なんです」と言う。
カウンセラーが言うには、普通の人は何かしようかと考えたとき(手帳を取ろうかとか)に、悩んだり迷ったりして、それを相談したりするものだそうだ。
その点私はカウンセリングに行くたびに「〇〇します」「〇〇しました」という話が突然、それも毎回のようにあるのだそうで、カウンセラーは「まああゆみさんからの毎回の爆弾発言には慣れてきましたけれど」と言うのだ。

えー。そうですかね。手帳の話は前回もちょっとだけしたぞ。確かに、別に悩んで相談とかではなかったけど。
このカウンセラー、発達障害はかなり見ているっぽいのだが。それでもやっぱり私はそんなに唐突なのだろうか。

ま、それはともかくとして、「取ることにしました」と言って「私、本当に障害者なんでしょうか?」と尋ねた(ほら、悩みも相談してますよ!)
するとカウンセラーは「まあ、今の診断の枠組みで言えば障害者なんでしょうね。ただあゆみさんは社会に適応しているから……それだけ社会生活が出来ていて障害というのも、なんか個人的には違和感がありますが」と答えた。
だよねー。やっぱりカウンセラーでも違和感あるんだよね。
今度診断書を受け取りに受診するときに覚えていたらお医者さんにも聞いてみよう。
まさか診断書書いた張本人が「私はあなたは障害者じゃないと思いますけどね」とは言わないだろうが。

で、カウンセラーが気になることを言った。どうしてと訊かれたので、いざとなったら会社の法定雇用率に算入してもいいと思ってと答えると「会社に言うとお給料下がりますよ」と言うのだ!
「え?だって、障害者枠でもなく、合理的配慮もしてもらってなく、採用時から仕事してきて同じ仕事をするのに、むしろ増える一方なのに、どうしてお給料が下がるんですか」と言うと「それはそうですが、慎重にした方がいいです」と。
そうなのか……。
お医者さんも偏見みたいなことは言ってたな。

とりあえず、会社の法定雇用率は6月1日ぐらいが基準だったはずなので、まだ考える時間はある。
オープンにするかどうかはこれは唐突じゃなくてちゃんと考えて決めよう。

カウンセリングなのに話が逆

カウンセリングに電動アシスト自転車で行った。
「電動アシスト自転車買ったんです」と話すとカウンセラーに「そうですか! 私、乗ったことないんです。どうですか?」と聞かれ、いかに快適かを話した。
ま、それはヨシとしよう。

それから職場で使っているノイズキャンセラーの話になると、メーカーから会社での使い始め方から(周りへの説明等。特になにもしなかったけど)、いろいろ聞かれた。

そして、お金の使い方が下手なので障害者に詳しいというFPを頼みましたという話をしたら、「そんなFPがいるんですか。どうやって探したんですか」と根掘り葉掘り聞かれた。

なんかさ、カウンセリングってカウンセラーがクライアントにアドバイスしてくれるものなんじゃないの。
なぜか私がカウンセラーに情報提供してるんですが。

そして私が「障害者手帳申請したいんですよねー」と言ってみると、カウンセラーはあっさりと「それはお医者さんに相談してください」

おーい。

そうやって首をかしげてしまうのに、何をどっちが相手に教えてるんだか分からないなーなどと内心思っているのに、でも私はこのカウンセラーとのカウンセリングを毎回心待ちにしている。

「逃げ」か「上手に使う」のか

カウンセリングに行ってきた。
最近の出来事として、ついに念願の(?)電動アシスト自転車を買った話をした。
いや、これが本当に驚くほどの快適さなのだ。これはすごい。本当にすごい。
運動をするという目的からは全然外れてしまった気がするが、もう文句がつけようがないぐらい快適だ。それに運動がてら買ったはずのシティサイクルも坂がしんどくて乗らなくなってしまっていたのだから全然運動になってないし。それなら外を走るだけの意味でも……という言い訳はともかくとして、とにかくとても快適だ。

それから会社で使い始めたノイズキャンセラーもすごく快適で集中できるという話もした。

するとカウンセラーは、「あゆみさんは、そういうものを利用するのがとても上手ですね。行動も早くて実行力がある。そうやってどんどん使えるものを使っていったらいいと思います」と言ってくれた。

良かった~
なんというか、たぶんそれが私が聞きたかった言葉な気がする。
というのも、私はテクノロジーで「楽をする」ことを逃げのように感じる部分があるからだ。たとえば周りの雑音が気になるのも、「周りの人は同じ環境で仕事出来ているのに、なんで自分は集中できないんだ」と思ってしまうので、そこでノイズキャンセラーを使うことをズルをしているように感じる。
電動アシストもそれほど快適なのに、これじゃ運動には全然ならないなあ、結局私って怠け者で大変なことはやりたくないんだよね、と思っていた。

使えるものは使っていいし、それは行動力がある(とも言える)わけで、そっか、それでいいのか。

以前、運動習慣がなくてジムのパーソナルレッスンを受けていた頃に、友人から「あゆみさんはダイエットまでお金で解決しようとする」と言われたことがある。
そのときは本当に恥じ入った。自分が情けなくてしょうがなかった。そうだよ、こんなの人に頼ることじゃないよ、どうして自分で出来ないんだよ、と。

でも、もうそれでいいじゃないの。
出来ないことは出来ないわけで、そりゃ自分で出来るにこしたことはないけれど、出来ないものを出来ないままに放置するよりはテクノロジーだってお金だって使えばいい。
これもQOLだよね。というか、これこそがQOLかな。

カウンセラーさん噴き出す

カウンセリングに行ったときに、職場でのコミュニケーションの話をした。
私が「書籍だったかブログだったか忘れましたけど、当事者が書いた表現で『発達障害とは簡単に言えば、人に嫌われる障害のことである』っていうのを読んで妙に納得したことがあるんですが」と言いかけた。
これは「なので、周りの人に嫌われないようにするにはどうしたらいいのでしょうか」と尋ねるつもりだった。

が。
「発達障害とは人に嫌われる障害のこと」と言ったところ、カウンセラーがぷっと噴き出した。
「あ、すみません」と表情を取り繕おうとするものの取り繕えず、にやにやとしている。
このカウンセラーは普段にこにこはしているが、このときはにやにやだった。おかしくて抑えきれないという感じだった。

取りようによっては失礼な状況なのだけれど、このカウンセラーとのつきあいも長いし、私はこのカウンセラーに言われることは不思議と気にならない(カウンセラーの技術だとも思うけれど相性もいいのだと思う)。

「……そんなに面白いですか。まあ、言い得て妙ですよね。やっぱり、思い当たるところおありですか」と尋ねると、カウンセラーは笑いをこらえきれない表情のまま、「面白い表現ですね」と微妙な答え方をした。

うまい表現だ、ぴったりだ、と思ったんだろうな。
当事者の私もそう思うし。
「人に嫌われる障害」「人を怒らせる障害」だなあとしみじみ思う。しかもこれが「障害」だから、本人にはどうにもならないんだよね。
プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。「発達障害のわたしのこころの声」(学研)の著者です。
本には書けなかったこと、本を出してからの日々を綴っています。
会社員と一人暮らしが出来ていているのに、発達障害は確かなようです(診断済み)。



発達障害のわたしのこころの声 (ヒューマンケアブックス)

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