メールにほっとする

通院をやめたばかりのメンタルクリニックの先生にメールした。
以前、事情があっていただいた特殊な資料のコピーを他人に見せるにあたって、見せてもいいか確認した。
本来もらった目的とは違うので、一応聞くのがマナーだとは思ったのだが、駄目と言われることはまずないだろうと思っていた。

ただ、メールを送るには悩んだ。
私はこれは先生にメールしたいだけなんじゃないか?
口実を作っているだけじゃないか?
だって、きっと先生は駄目だとは言わないよね? 自分でもそう思ってるよね?
……とはいえ、無断で見せてしまうのは、やっぱりなんとなく気が引ける。

迷った末、こういう文面にした。
「○○の資料を××ということで使いたいと思っています。使って構わないようでしたら特段のお返事はご無用ですが、もし問題があるようでしたら△△日までにお知らせいただけないでしょうか」
これなら、確認するという礼儀は一応果たした。で、かつ、返事が来ないことを予想出来るし、それで良い。

送ってすぐ、ほんの10分ぐらいでメールが着信した。
誰だろうと思って見ると先生だった。こんなに素早く返事をもらったことがないのでまさか先生だとは思わなかったのだ。
「ありゃ。意外とまずい資料だったのかな?」と思いながら返信を確認すると、「かまいません。自由に使ってください」とのことだった。

かまわないなら返事いらないって書いたじゃん。
……それを読み落としたわけじゃない、気がする。
その後どうですかとか体調は大丈夫ですかとかそういうことは書かれていなかったけど、少し気にかけてもらっていたんじゃないかという気がして、ほっこりした。

すぐにメールをしたくなったら依存だと思う。
でも、返信不要に作った文面のメールに返信があったことにほっとするのは、まあいいかな。
この線引きがどこにあるのか自分でもよくわからないけど、でも、ほっとしたから、良しとしたい。

「ありがとうございます」とだけ、返信した。
この「ありがとうございます」にはそういういろんな気持ちが込められてるんですよ、先生。
さすがにそこまでは読み取れないだろうけど。
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診察のキャンセル

前回、メンタルクリニックを卒業しようかと考えていると書いたのが3日前。
その翌日、つまり一昨日、この数か月最も恐れていたことが起きてしまった。
予想していないわけではなかったけれど、弁護士から連絡を受けて頭の中が真っ白になった。
悲しいかどうかよく分からないが涙が止まらない。
だが、一つ「決着」がついたのは確かだ。望んだ形ではなかったけれど、もうこれ以上どうしようもない。

もう一度だけ診察に行って、結末を報告して、睡眠薬だけでも補充させてもらおう。
それで今までのお礼言って、挨拶して、それで卒業しよう。
あと1回だけ、いいじゃないか。

そう思った。
でもやっぱり、それは違うと思う。
私は自分の悲しみを、他人の力とお薬で軽減しようとしているだけだ。
先生に報告とお礼を伝えるなら、手紙を送っておけばいい。

クリニックにキャンセルの電話をした。
キャンセルしたい旨を伝えると、受付の人から「次の予約はどうなさいますか」と聞かれた。
「バタバタしているので、また落ち着いてからにします」と答えると、「そうですか、分かりました」との返事だった。
これほどの決心をしてかけた電話は30秒で終わった。

卒業しようかなあ

メンタルクリニックに通い始めて3年半。おお、長い月日が過ぎたもんだ。

その最中、何度ももう通院をやめようかなと考えた。
もう調子も良くなったし、という積極的な理由でやめようと思ったこともあれば、これ以上何かが変わるわけでもないしな、という諦めだったこともあるし、依存するのは嫌だという否定的な感覚でやめたいと思ったこともある。

もう、今度こそやめようかな。
依存するのは嫌だな。
つらいことがあったとき、自分が頑張って他人にサポートしてもらうのはいいけど、最初から「診察にいけば先生に助けてもらえる」みたいに思うのはダメだな。

来週診察の予約を入れているのだけれど、キャンセルしよう。
本当に卒業するならちゃんと先生に挨拶したい気もするけれど、そんなのは口実で、結局助けてほしいだけじゃないかと思うと、嫌だな。
きちんと卒業できたら、いつかちゃんとお礼を言おう。

根拠のない「大丈夫」

急な出張でブリュッセルに行くことになりそうで、入国審査時のお薬の証明書をもらいにメンタルクリニックに行ったときのことだ。
この英文証明書をもらうときは海外に行くときなので、先生に「今度はどこに行くんですか」と聞かれた。

「ブリュッセルです。ですので先生、これが今生の別れかもしれません。今までお世話になりました」

すると先生は。
「大丈夫ですよ、もうベルギーでテロはありませんから」

なぜアナタがそんなことを知っている~???
お医者さんかと思っていたら、どこかの諜報組織の一員なのか???
そんなハズもない。

つまり、この先生の「大丈夫」は超適当、この先生に大丈夫と言われても信用してはいけない。

週休4日 (後日談つき)

美容院で雑談をしていたら、その美容師さんの知り合いのお医者さんの話になった。
そのお医者さんのクリニックが週に3日しか診療していないため、4日ものお休みに何をしているのか聞いたそうだ。
すると、「4日のうち3日は他の病院で働いてます。残りの1日は父のクリニックで院長代理してます。休みは1日もありません」と言われたとのこと。
そんなに働いて気分転換とかしないのかと聞いたら、「通勤のときに車を運転するのが唯一のリフレッシュです」だそうで、「すごくいい車乗ってる人なんだけど、それ聞いて、必要なんだなーって思ったわ」と言っていた。

私が通っているクリニックも休診日が多い。
この前、診察室の壁に貼ってあるカレンダーに目を止めると、休診日にいろんな仕事らしい予定が書いてあった。
「このクリニック、お休みいっぱいあって、お医者さんはいいなあって思ってましたけど、先生結構働いていらっしゃるんですね」と言うと、先生は憤然と「私、毎日働いてますよ!」と力を込めて言っていた。
毎日か……。そりゃ大変だ。
しかしこの先生、気分転換を聞いたら「勉強と研究と論文書くことです」とか言いそうな先生だ。
大変なのは確かだろうけど、でも仕事好きなんだろうな。

ここから後日談。
この話を友達にした。私は「お医者さんも大変だねえ」という話のつもりだったのが、友達が言うには「そんな言い方して先生怒らなかった? お医者さんに『結構働いてる』はないよ」だそうだ。「働いているっていうか、働いていらっしゃるって、ちゃんと敬語で言ったよ」と説明したが、そうじゃないのだと言う。
「そういうときはさ、『先生、予定ぎっしりですね。お忙しいんですね』って言うんだよ」

そう言われてみれば、その方がスマートいかな、とは思う。
でも「働いていらっしゃる」の何が悪いのかはよく分からない。「忙しい」も「働いている」も、この場合指していることは同じじゃないの。
ただ確かに、上で書いたように「毎日働いてますよ」と言った先生の口調はちょっと「憤然と」していたようにも思う。
プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。
子供の頃から対人関係が苦手、就職後も職を転々。40代に入り上司のパワハラに参ってしまったのをきっかけに精神科の門を叩き、発達障害と適応障害を診断されました。
もはや40代、会社勤めも一応は出来てる、今更発達障害と言われても……と思いつつ、この先の人生が少しでも楽に過ごせるように日々苦戦しながらいろいろ考えてます。

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