プライベートで適応障害?

食事は採っている。おいしいわけではないけれど、量は食べていてむしろ過食気味だ。
夜も寝られている。サイレース(睡眠薬)に頼っているとはいえ、とにかく寝てはいる。
会社にも行っていて、仕事もしっかりしている。

しかし、楽しくない。
日々の生活が楽しいと感じられない。嬉しいとも思わない。何かしたいとも思わない。興味もわかない。行動力ゼロ。

会社での生活は成り立っているのだ。人と雑談もすれば冗談に笑いもする。
社外の方がダメだ。とにかく、もう何もしたくない。
健康を考えない食事をして、夜や休日はアルコールを飲んで、そして寝ていたい。話もしたくないし、友達と飲みに行きたくもない。
そして気分が落ち込む。沈む。何もかもいやだ。時々、「何で生きているんだろう」と思う。
普通なら何でもないことにイラつくことも多い。

・・・・・・この感じ、なんか覚えがあるなあ。
と思ったら、昔会社の上司のパワハラに合い、適応障害を起こした時の感覚に似ている。
もしや、私はプライベートに適応障害なの???
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適応障害は人生経験か

お薬を減らしたり止めたりすると調子を崩すことはあるが、そもそも服薬を始めた当時のような適応障害からは完全に回復したと思っている。
もともと意地の悪い上司との人間関係と経験のない仕事が原因だった。
今は自分の専門分野に戻り、それを生かしてくれる上司の下で働けている。
もちろん自分の適応能力が低いのであれば、今後の社会人人生においてまた上司や仕事に恵まれない可能性がないとはいえず怖い気はするが、今の時点では大丈夫だと思っている。

そう回復して思うのは、適応障害で私は人に少し優しくなったかもしれない、ということだ。
今までは「自分をコントロールするのもストレス対策も自分の責任のうち」と思い、無意識に他人にもそう思っていた。
自分でコントロールの及ばない事態を経験して、初めて「人がうまくいかないときは、単にその人の努力不足でない場合もある」と実感できたように思う。

・・・と、あの痛かった経験をなんとかポジティブにプラスに考えたい。

でも、当時の上司(1人は退職したがもう一人は健在)を社内で見ると怒りがこみ上げる。
異動以来、いまだに挨拶の一言も交わしたことがない。交わそうとも思わない。そして私にはかなり珍しいのだが、その人がほかの人に悪く言われていたりすると嬉しいし、失敗すればいいと思う。疲れている様子を見れば、正直「ざまあみろ」と思ってしまう。

別に、許したいとか仲良くしたいとか思うわけではない。そう出来た方が楽だろうとは思うが。
ただ、私はあまり人によくも悪くもこういう感情を持たない・引きずらない方だと思っていたので、自分にこれほどの負のエネルギーがあるということが意外だ。

うつの8割に薬は無意味

タイトルの本を読んでみた。
現役の精神科医が本名で書いている本で、自身のうつ病治療に対する見解が述べられている。
データや出典や論証の正否は素人の私には分からないが、書いていること自体は「なるほど」と思われるものだった。

非常に簡単に私なりの解釈で言ってしまえば、この著者が言っているのは「本来うつ病ではなkったような、普通の健康な人が悩んでいる状態までうつ病と診断されるようになってしまい、うつ病の概念が広がりすぎてしまった。しかし健康な人の悩みが抗うつ薬で解決できるはずがない。でも薬が効かない、良くならないといえば薬が増える一方で薬漬けということになってしまう」ということと、「そういう本来のうつ病でない人が行うべきは抗うつ薬の服用ではなくて、生活習慣(特に睡眠習慣)の改善である。日夜のリズムが出来れば改善する」ということだ。

うんうん。なるほど。そうだね。ありゃー、そりゃこわい。
と思いながら読んだ。

しかし、自分のケースには当てはまらなかったなあとも思う。

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適応障害からの回復

適応障害と診断されて2年。
今はすっかり復調した。

このブログではメンタルクリニックの話を書くたびに文句を書いているような気がするが、実際にはとてもいい先生だ。
発達障害には当然詳しいし、その二次障害としての適応障害にも適切な治療をしてもらったと思う。
この2年間、気持ちの上で結構追い詰められた時期もあったが、最終的につぶれずに済んだ理由の一つは(あくまで「1つは」ではあるが)、間違いなくいい精神科医の治療を受けていたおかげだ。

しかし、それでもなお、適応障害は治療で治ったわけではない、と思う。
私の適応障害の原因は(1)当時の上司との人間関係(パワハラ)、(2)適性のない(またはやりがいのない)仕事、だったわけだが、これらが解消されるのとともに、復調したのだ。
結局、不適応を起こしていた要因が消滅して初めて、適応障害も良くなったということだ。

薬物治療は適応障害の原因が取り除けない間の支えにはなってくれるけど、薬物で適応障害が治るわけではない。
基本的には対症療法なんだよね。その時の気分の重さは多少軽減してくれるけれど(そしてこれは重要ではあるのだけど)、根本的に良くなるわけではない。

適応障害の原因

適応障害を起こしていたとき、私は「上司のパワハラ」が原因だと思っていた。
メンタルクリニックの先生は、そういうこと(上司の言動等)を話すと「それはつらいですね」と共感の姿勢(←精神科医のマニュアル?)を見せつつも、私の適応障害の原因は何よりも自分の適性に合わない仕事だと言っていた。

適応障害を起こしていた部署から異動になり、まずその人間関係(パワハラ上司)からは解放された。
これで大分楽になった……はずだったのだが、すっきりしない。
というか、なぜかうつうつとしていた。

ところがこの夏に、さらなる異動で自分の専門分野に戻ったら、驚くほど楽になった。

やはり原因は上司のパワハラだけではなくて、適性のない仕事をしていた、という点も大きかったのかな、と思う。

メンタルクリニックの先生は、私が「まあメンタル弱いなんてことになったら会社員としては先はないですから」と言ったときに、「メンタルが弱いっていうか、あなたの場合は仕事の得意不得意の落差の話なんですよね」と言った。
確かに、そうなのかもしれない。

適応障害に苦しんだ経験を経ても、実は私は自分のことをそれほどメンタルが弱いと思っていないところがある。
じゃああの辛さはなんだったのかと考えると、やはり「自分の不得意な仕事」」で「自分の(仕事の)価値を見失っていた」ことなのではないかと思う。
得意分野で自分に自信が持てる仕事なら、人間関係が多少悪くても、自分の居場所を作れていたかもしれない。

そう考えると、意外と(?)先生の言っていた「適応障害の一番の原因は(パワハラより)適性のない仕事」という見立ては正しかったのかもしれない。
今後の会社員人生を考えるうえで、それは覚えておきたいと思う。
プロフィール

あゆみ

Author:あゆみ
大人の(成人)発達障害です。
子供の頃から対人関係が苦手、就職後も職を転々。40代に入り上司のパワハラに参ってしまったのをきっかけに精神科の門を叩き、発達障害と適応障害を診断されました。
もはや40代、会社勤めも一応は出来てる、今更発達障害と言われても……と思いつつ、この先の人生が少しでも楽に過ごせるように日々苦戦しながらいろいろ考えてます。

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