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日曜日に通っているセミナーで、「仕事で苦しかった経験を語る」というお題が出た。
聞き手はその苦しさに共感してあげるという役をする。

仕事で苦しかったことといえば……うーん、適応障害を起こしていたころのことを語るかな。
といっても、見ず知らずの人達にプライバシー全開にするのもなんだし、あまり本当のことだとメンタルクリニックで発達障害と診断されただの向精神薬を処方されただの臨床心理士のカウンセリングを受けているだの深刻になりすぎて聞き手も困ってしまうだろう。
というわけで、かなり薄めて「合わない上司の元で仕事をさせてもらえず嫌になってしまった」という話をした。
聞き手がその話に基づいて質問をする。

聞き手「どうしてその上司の元で仕事をすることになったんですか」
私「異動で。それまで〇〇部で課長をしていたんですが、××部で副部長をすることになりまして」
聞き手「……××部って、花形部門のイメージがありますが」
私「一般にはそうですね。でも私はそういう調整役みたいな仕事が苦手なんです」
聞き手「課長から副部長って出世なんですよね?」
私「そうですね」
聞き手「どなたかには相談されました?」
私「同僚の友人には相談したんですが、『そういうのも経験だよ。期待されてるってことなんだからさ』と分かってもらえず」
聞き手「……そうですか。……それで、その××部のお仕事が嫌なんですね?」
私「はい。もう辞めようかと」
聞き手「……そうですか。辞めようかと、考えているんですね」

時間が終了して感想と講評の時間になった。
私が感想を問われ「うーん、否定はされないんですが、今一つ共感していただいている感じがしませんでした」と言うと、聞き役だった人は「そうですよね。すみません。全然共感できませんでした」と。その人が言うには「花形部門で出世して、友達から見ても会社から期待されている状況で、上司は多少難しい人なのかもしれないですけど、でも何がそんなに嫌なんだと思ってしまいます」と言うのだ。
他の人達もうんうんそうだそうだと頷いている。
講師の人も「これは典型的な思い込みです。自分はそういう調整役が苦手だって言っていますが、会社は期待しているからこそそういう仕事も任せたわけですよね。それを苦手だといって拒否してしまっている。こういう人の思い込みをどうやって自分自身で気づいてもらうか。そういうのが聞き手の腕の見せ所です」のようなことを言うのだ。

そうかぁ。

私はあの時期本当に限界だったし、私の適性の凸凹というのは「期待に応えて頑張る」では対応できないレベルのものな気がする。上司の言動も明らかにパワハラレベルだったと今でも思う。実際の私はもう眠れもせずに適応障害になっていたわけだし、ギブアップしたことはしょうがなかったと思っている。

でも、なんか、あの時相談する友達が今一つ分かってくれない感じだったのは、分かる気がした。
そうか、普通の人が聞いたら共感できない話なのか。
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2019.02.17 Sun l 適応障害 l コメント (0) l top
適応障害を起こしたときの上司に対しては、社内異動で降格という形ではあってもその上司の元から逃げてからその後退職するまでの数年間、廊下ですれ違おうがエレベーターに乗り合わせようが、雑談どころか挨拶すらしたことがなかった。
役職でいえば当然私の方が下なのだけれど、何人かとすれ違ったときにほかの人たちには挨拶しながらその元上司にだけ挨拶せずに通りすぎたこともある。
(ただ、私の「元上司にだけ」挨拶しないのも失礼だとは思うが、この元上司は「自分より下の役職の人には誰にも」挨拶しない、という主義だったので、ま、どっちもどっちかな)

ただ、その後の人生もいろいろあった。
そういう苦しい時期に私を支えて助けてくれた人というのはたくさんいて、心から感謝している。本当に助けてもらった(し、今でも助けてもらっている)
だが、やはり親や友人には「心配をかけたくない」「一緒に悲しませたら悪い」という気持ちが働いてしまう部分もある。

そう考えると、人生の一番苦しい時期に先立って、信頼できる精神科医と臨床心理士に出会い信頼関係を築けていたことは、とても大きな価値があった。この苦しい時期に「申し訳ない」というブレーキをかける必要なく苦しいと訴えられる先を持っていたことは本当にありがたいと思っている。
そしてそれが出来ていたのは、その前に適応障害を起こしていたからだな。

そう思うと、あの時人生最悪の経験と思っていた状況が、本当に最悪になったときにはプラスの要素として働いたのだから、人生って何がどうなるのか分からないな、と思う。

元上司よ、パワハラして追い詰めてくれてありがとう。
……とはさすがに思えないが。
(それが思えたら悟りの境地か)
2017.11.29 Wed l 適応障害 l コメント (0) l top
子どもの頃、「ごめんで済んだら警察いらない」と言われたことがある(言ったこともある)。
最近、久しぶりにこれを思い出した。

私が前職を退職すると決め、退職届けも受理された後のことだ。ある本部長から「あゆみさん、ちょっと時間いい?」と近くの会議室に呼び出された。
「あゆみさん、退職するんだって?」
「はい、〇日が最終出勤日です」
「そうか……。残念だよ。最近見ていてとても一生懸命楽しそうに仕事をしてくれていると思っていたから」
「私も残念ですが、お給料が安すぎて、将来が不安です」
実際にはお給料だけが理由ではないけれど、これが大きな要因だったのは確かだ。
するとこの人はこう言った。
「あの時はごめん。本当にごめん。ぼくもあまり事情はよく分かってなくて、上に言われたことをそのままあゆみさんに伝えてしまって。申し訳なかったと思ってる」

「あの時」という漠然とした言い方ではあったが、この人からこう謝られるには心当たりはもちろんある。
この人は、私が当時の上司のパワハラで適応障害を起こした頃、人事本部長をしていた。
適応障害でもう休職寸前になり、最終的に一般職の閑職への異動という形になったとき、それを私に通知したのがこの人だ。
この時、私のお給料は一気に4割近く減っている。
今考えれば、こんな減給は違法だったのではないかと思うが、当時の私は弱り切っていたのでそれどころではなかった。
あまりにボロボロ過ぎて、転職も考えられなかった。
受けるしかなかった。

今回の転職で私はお給料が上がるが、上がるというのはこの安くなった前職でのお給料に対してであって、本来の給料レベルで考えればトントンぐらいのラインだ。40代の女性会社員が転職で大幅に給料が上がるというのはそうそうない。これはつまり高くなったというより、前職が安すぎたのだ。
正直、転職活動中に先方から「何で(今のお給料が)そんなに安いんですか?」と尋ねられるという面接は珍しいと思う。

謝って済むとでも思っているのか、と思った。
分かってなかったことをそのまま伝えたなんて、それが本部長という立場、人事という部門のトップが社員に対してすることなのか、と思った。

「ごめんで済んだら労基署いりませんね」と言いかけた。(←人事相手なので、恐れるのは警察より労基署)
いやいや、ここは私の大人の社交術。
そう思いなおして、「いえ、もう済んだことですから。その際はこちらこそお手数おかけしました」と言ってにっこり(こわばっていたかもしれないけれど)してみた。
相手はホッとしたようだった。

馬鹿野郎。

でも、謝ってきただけマシかな。
そのパワハラ上司本人は何も言ってこなかったから。
でもそのパワハラ上司、ある役員の引き立てで権勢をふるっていたのだが、その役員は今年退職した。役員の後任には嫌われている。権限も縮小されてきている。
今に失脚するだろう。
退職してしまうことによって、その失脚が見られないことだけは残念だ。
2017.11.23 Thu l 適応障害 l コメント (0) l top
食事は採っている。おいしいわけではないけれど、量は食べていてむしろ過食気味だ。
夜も寝られている。サイレース(睡眠薬)に頼っているとはいえ、とにかく寝てはいる。
会社にも行っていて、仕事もしっかりしている。

しかし、楽しくない。
日々の生活が楽しいと感じられない。嬉しいとも思わない。何かしたいとも思わない。興味もわかない。行動力ゼロ。

会社での生活は成り立っているのだ。人と雑談もすれば冗談に笑いもする。
社外の方がダメだ。とにかく、もう何もしたくない。
健康を考えない食事をして、夜や休日はアルコールを飲んで、そして寝ていたい。話もしたくないし、友達と飲みに行きたくもない。
そして気分が落ち込む。沈む。何もかもいやだ。時々、「何で生きているんだろう」と思う。
普通なら何でもないことにイラつくことも多い。

・・・・・・この感じ、なんか覚えがあるなあ。
と思ったら、昔会社の上司のパワハラに合い、適応障害を起こした時の感覚に似ている。
もしや、私はプライベートに適応障害なの???
2016.09.08 Thu l 適応障害 l コメント (0) l top
お薬を減らしたり止めたりすると調子を崩すことはあるが、そもそも服薬を始めた当時のような適応障害からは完全に回復したと思っている。
もともと意地の悪い上司との人間関係と経験のない仕事が原因だった。
今は自分の専門分野に戻り、それを生かしてくれる上司の下で働けている。
もちろん自分の適応能力が低いのであれば、今後の社会人人生においてまた上司や仕事に恵まれない可能性がないとはいえず怖い気はするが、今の時点では大丈夫だと思っている。

そう回復して思うのは、適応障害で私は人に少し優しくなったかもしれない、ということだ。
今までは「自分をコントロールするのもストレス対策も自分の責任のうち」と思い、無意識に他人にもそう思っていた。
自分でコントロールの及ばない事態を経験して、初めて「人がうまくいかないときは、単にその人の努力不足でない場合もある」と実感できたように思う。

・・・と、あの痛かった経験をなんとかポジティブにプラスに考えたい。

でも、当時の上司(1人は退職したがもう一人は健在)を社内で見ると怒りがこみ上げる。
異動以来、いまだに挨拶の一言も交わしたことがない。交わそうとも思わない。そして私にはかなり珍しいのだが、その人がほかの人に悪く言われていたりすると嬉しいし、失敗すればいいと思う。疲れている様子を見れば、正直「ざまあみろ」と思ってしまう。

別に、許したいとか仲良くしたいとか思うわけではない。そう出来た方が楽だろうとは思うが。
ただ、私はあまり人によくも悪くもこういう感情を持たない・引きずらない方だと思っていたので、自分にこれほどの負のエネルギーがあるということが意外だ。
2016.03.28 Mon l 適応障害 l コメント (0) l top